ニキビは肌にぽつっと現れたときに見つけるので、その時に出来たと思いがちですが実はぽつっと現れる前にすでにできてしまっているのです。皮脂が毛穴に詰まり始めた状態で目には見えないくらい小さなもので炎症がまだ起きていない状態から、徐々に目に見えるようになり、皮脂が毛穴に詰まって白い点のように見える白ニキビや毛穴が開いてメラニン色素や酸化された菱などによって黒く見えるようになってしまう黒ニキビなどになっていきます。そのままにしてしまうと炎症性の赤ニキビへと進行してしまうこともあります。そうなってしまうと炎症が激しくなり、てっぺんに黄色い膿が見えるようになったり、毛包の壁を壊して炎症を起こす物質が一気に外に出てくるため炎症がその周りにも広がってしまうこともあります。
更に進行すると痕が肌に残ってしまうこともあり、そうなる前に治療することが大切になります。治療にはドラッグストアで市販薬を買って行う方法や皮膚科で診療してもらう方法があります。皮膚科の治療となると不安を感じることもあるかもしれませんが、自己判断であれこれ試すよりもしっかりと治すことができます。皮膚科では症状にあわせて長期的な計画を立てて治療が行われます。
まずは問診でニキビができた時期や経過、体調、生活習慣などを質問されて処置を受けます。症状が重くなければ特別な検査などはありません。生活や肌ケアの問題点を見つけて改善策を指導してもらったり、薬を処方してもらいそれを続けながら経過を見ていき適切な治療を行ってくれます。