思春期の頃にできるニキビは、まだ未熟な毛穴に皮脂が詰まってしまうことが原因です。皮脂の分泌量を上手くコントロールすることができれば、それほど苦労をすることなく改善できます。問題は大人ニキビです。同じような箇所に繰り返しできてしまうことも多く、治っても跡になってしまうケースもあります。

主な要因は男性ホルモン優位の状態になってしまうことであり、角質が硬くなって角栓が詰まりやすくなります。最近ではホルモン療法が導入されているところもあり、女性ホルモンを補充することによって改善できます。ただし、この治療法は全ての医療機関で行われているわけではありませんので、試してみたいと思ったら実施されている施設を探す必要があります。また、年齢を重ねていくと乾燥肌に悩まされる人が増えてきますが、乾燥もニキビの原因になります。

乾燥すると角質も水分量も減り、バリア機能が弱まります。抵抗力のなくなった肌はトラブルを起こしやすく、ニキビもできやすい状態です。乾燥対策としては、日々の家でのお手入れで保湿作用の高い化粧品を用いることももちろん有効ですが、医療機関に行けば保湿用の軟膏を処方してもらったり、コラーゲンやヒアルロン酸を注入することで潤い対策を行うことができます。すぐに効果が出る治療法ですので、長引いている場合には一つの選択肢として覚えておきたいところです。

大人ニキビの治療では、やはりホルモンコントロールと乾燥対策がメインになります。ホルモンバランスは、体調や環境によっても日々変化します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です